タイムラインの中編です。
- 私の経験が何方かのフックやヒントになればと思います。
- 身バレ防止のため要所はぼかしていますが全て事実です。
- ハードな内容も多いので、苦しくなった方は適宜ご休憩されてください。
前編はこちらです。
前回のあらすじ
- 結婚後2児を授かる(長男/長女)
- 元妻はフルタイムで就労開始
- 長男アスペルガー症候群、AD/HDの診断を受ける
- 元妻は職場で上司からのパワハラでうつ病になり数か月後に休職、自宅療養開始。
- 子供の育児をきっかけに夫婦仲がぎくちゃくし始める。
入院のきっかけ
- 自宅療養で1年経過した頃、寝付かない子供に元妻がキレて家出を試みた。
- 元妻は軽度の過量服薬に加え、頭を壁に打ち付けたり自傷を図ろうとした。
- 主治医に短期入院を相談するとストレスケア・うつ病専門病院を紹介された。
- 育児や夫(私)とのやりとりが相当ストレスになっていたようです。
- 元妻は休職中の傷病手当金をお小遣いに使い、ローンは支払わず言い争いが増加。
この時期は流石に対応しなければならないタスクが多すぎて心折れそうになりました。
- うつ病の元妻のお世話、ケア(でも1日中スマホをいじっている…)
- 発達障がい児(AD/HD、アスペルガー症候群)の長男のお世話、ケア
- 年長の長女のお世話、ケア
- フルタイムワーク
- ワンオペ(朝食、昼食(自分と長女の弁当、妻の昼食、夕食、掃除洗濯)
更に2人分の住宅ローン支払が私1人に降りかかり、経済的にも先行き不安でした。
入院生活
- 病院では他患者と積極的に交流を促すことで、内面を見つめ改善を図る方針。
- 入院集団精神療法、マインドフルネス・瞑想などを実施していました。
- 差額ベッド代が月に約40万円程度必要な病棟で家計は苦しくなりました。
- 入院直後も毎日自宅に一時外出し、毎回トラブル発生していました。
結果的に、これからかなりの期間、彼女は入退院を繰り返すことになりました。
トラブル多発 依存と自傷
- 元妻が週末に一時退院した際、一緒に寝たいとせがむ子供を放置していました。
- 子供を放置しての患者仲間との長電話を注意すると過量服薬し救急病院受診。
- 一時外出時に投身を示唆→私が迎えに行き病院に送迎。
- 他患者と距離感が近く交流に歯止めが無く、病院でも男女関係トラブルが頻回。
- 入院中も過量服薬、リストカットが発生。
- 元妻には買い物依存の自覚あり、購入したものに執着ないとのこと。
- 本人は寂しいから買い物してしまう。夫は妻の気持ちがわかっていないとのこと。
- 病院への交通費や色々な名目でお小遣いの無心が漸増。
- 元々薄化粧の美人でしたが、化粧がものすごく派手・厚化粧になりました。
子の養育と家庭維持を行っていく上で、元妻のケアをしていたつもりでした。でも、結果的に元妻の寂しさをケアはできていませんでした。
生活態度や病院でも悪化する一方でした。
- 自宅で生活態度を注意すると短期間の間に自傷を3回行いました。
- 元妻は入院中なのに、学会参加のため頻回の旅行&外泊をしていました。
- 他男性患者との距離が近すぎると病院からも元妻に指導されていました。
- 元妻の言う内容や攻撃対象がコロコロ変わり連続性が感じられませんでした。
人間関係の破壊
元妻によると、全ての原因は自分以外の外部にあり、特に夫である私にあるということでした。元妻の主張は次の通りですが、全て外部起因でした。
元妻の主張:
- 自傷行動や問題行動のきっかけは夫や職場(上司)、実母。
- なので夫(私)は元妻への態度をもっと配慮して考え直すべき。
更に、私との家庭だけではなく、自分の家族との関係も破壊していきました。
- 元妻は自分の母親に借金があると嘘をつき、愛情の試し行為を行いました。
- 母親が兄弟にしたこと(借金の肩代わり)を、自分に対しては行って貰えないことを確認して再度傷つき、逆上していました。
- この頃は義母や義弟と元妻の関係は完全に断絶していました。(連絡先の削除)
- 元妻からは私に対して義母や義弟に連絡を取り持つよう要求がありました。
上記はいずれも私にとって、なんでこんなことになっているの?という内容でした。
主治医の診断、見解
少し遡りますが、元妻の主治医によると、本来の彼女に戻すという話でした。
幼少期の母親との関係に根本的な原因があるようです。
親しい間柄で本来の自分を出せなくなっているので、いったん本来の自分に戻してから、社会性を再教育するようなイメージ。
いったん彼女の蓋を開ける必要があるということ。
結局、蓋は閉められないままでした。
本来の彼女に戻すという意味では医学的に正しかったのかもしれません。結果的に家族との関係性を破壊することとなったので、納得していません。
その上で夫であるあなたの発言がストレスに感じているようです。
自分が何もできず、自責の念を強く感じていると。
彼女のために療養環境も整えできる限り尽力しました。
フルタイムワークで発達障がい児の育児をしながらこれだけやっているのに、これ以上何を求められているのかわかりませんでした。
パーソナリティ障害について
主治医と私が家族面談で1対1の時に言われました。
彼女はうつ病に加えて、いわゆる境界性パーソナリティ障害、人格障害的な要素もある。だから家族が支えが大事になる。それにPassive-Agressive/受動的攻撃行動もある。
- 「そうだったのか!だからああいう態度だったんだ!」と強く納得しました。
- 他の男性患者と自由奔放に遊びまわったり、子を放置して他患者と遊びまわる姿が彼女のやりたいことだったとは思いません。
- 病気だったから多少は許容しなければならない、と思ってもいました。
2回目の入院
- 1回目の退院後、1週間の間に自傷を3回繰り返し、一般病棟に入院しました。
- 入院後には前述のようなトラブルばかり起こしました。
- 本人の強い希望に押され、一般病棟からストレスケア病棟(自費)に移りました。
結局、彼女は自分の希望通りの結果になるまで周囲を振り回していました。この頃、元妻が子供の目の前での自傷行為を行ったことをきっかけに、離婚を決意しました。
細かい人間関係のトラブルも多く発生しました。
- 病院から夜帰院していないと連絡がありました。
- 外出も聞いていませんでしたが本人の強い要望で病院で許可したとのこと。
- 携帯でやりとりして、深夜、駅まで迎えに行き病院に連れて行きました。
- 別日、他の男性患者と頻繁に外出し、宿泊していたこともありました。
- 外出が頻回のため、病院のほかの患者間でも噂になっていました。
- 女性患者とのトラブルも起きていたようです(ここでは関係ないので省略)
異常行動 強制退院か閉鎖病棟の選択を迫られる
- 入院中に元妻の生活態度が急激に悪化しました。
- 仲の良い既婚男性患者の夫婦での外来受診に自分の同席を拒否され激昂しました。
- 医師に謝罪を求め自傷するかもしれない、と脅迫。
- 強制退院か医療保護入院(強制入院)の選択を迫られました。
- 夫の私に深夜に電話あり、なんとか本人を落ち着かせることに成功しました。
正直、この話を聞いた時には、何が起こっているのか理解することが困難でした。
そもそも懇意にしている既婚男性って誰?治療でそんな関係必要なの?と。
とはいえ流石に医療保護入院にすることは不憫と感じ、説得に尽力しました。
後編に続きます。
今後、過去の記録を参照し間違いがあれば適宜修正します。
コメント